超高齢化社会を迎えた日本では、労働力が減少する中、質の悪い睡眠、ストレス、腸内環境の乱れ、食生活の乱れから引き起こされる軽度不調(生産性低下を招く心身不調)が社会問題となっています。
このような問題を解決するため、本件研究課題では健常人1000人による日本人に特徴的な「食・腸内マイクロバイオーム・健康情報統合データベース構築に向けた網羅的研究調査(すこやか健康調査)」を行うことで、 軽度体調評価と改善に関わる、メカニズムの解明と高付加価値機能性農産物、食品の創造を目指します。
また、食を通じた国民の健康寿命延伸に寄与するとともに、生産性を改善に貢献いたします。
健康状態や軽度不調・軽度体調変化の評価指標の探索・確立と「軽度不調評価システム」の開発、農林水産物・食品の健康維持・増進効果に関する科学的エビデンスの獲得、腸内マイクロバイオームデータの整備と機能性食品のプロトタイプによる検証の3つの研究開発について取り組んでいます。
学会での発表や本研究に関連する論文を掲載しております。